乳児湿疹や子どものアトピーに対して、ステロイド治療に疑問のあるご家族の方へ

【お願い】

 初めての診察では、ゆっくりお話しを聞いたり、湿疹を観察する必要があります。そのため、モクタールを使う使わないにかかわらず、事前に必ずお電話ください。予約をお取りします(診療がある日の12時30分)。2回目からの診察は、通常の診療時間で診察します。予約でみえる場合は、時間に遅れないようにお願いします。駐車場が分かりにくいため、少し早めにお越しください。

 当院ではモクタールを院内で調合しています。そのため、初めて受診される方にはモクタールの当日処方ができません。2回目以降の受診で、モクタールが必要な方は、1週間前にお電話をいただければ、モクタールを用意しておきます。

 急な受診でお話しが長くなると、他の患者さんの待ち時間が長くなってしまうため、ご協力おねがいします。

申し訳ありませんが、大人の方の治療は現在受け付けておりません。

【はじめに】

 湿疹や皮膚炎で病院へ行くと、多くの場合、ステロイドの塗り薬が処方されます。炎症をすみやかに抑えて"かゆみ"をとるには、ステロイドは非常に効果的です。ただし、炎症を抑えるだけなので、根本的な治療にはなりません。

 乳児湿疹や子どものアトピーは、成長とともに自然に治っていくことがほとんどです。湿疹やアトピーの症状には個人差がありますので、症状がひどくない場合は、ステロイドを使って皮膚の炎症をおさえているうちに、治っていきます。症状が強い場合は、ステロイドを使っているうちはいいのですが、ステロイドを中止すると症状がぶり返してきます。最終的にステロイドを止めることができればいいのですが、ステロイドを長期間使用していると、ステロイドを止めることが難しくなっていきます(ステロイド依存)。

 ステロイドをなかなか止めることができない、ステロイドの治療に疑問を持たれるご家族の方は、お気軽にご相談下さい。

一緒にがんばって治療していきましょう。

【ステロイド以外の治療について】

 乳児湿疹や子どものアトピーをすぐに治す薬はありません。何も薬を使わない(何もしない)という方法もありますし、ステロイド以外の塗り薬を使って、皮膚が丈夫になってくるのを待つという方法もあります。

 湿疹の原因として、食物アレルギーが関係していることもありますので、何かを食べた後に湿疹がひどくなるような場合は注意が必要です。

 ステロイドの塗り薬以外に、モクタールなどの塗り薬があります。モクタールは、ステロイドのような強い効果はありませんが、依存性のない薬で、昔からよく使われています。薬としての値段が安すぎる、使い勝手のよいステロイドの登場、などの理由で使われなくなりました。

【モクタール】

 モクタールは松の木から抽出したもので、炎症をおさえる作用、殺菌作用、かゆみを抑える作用があります。

 独特の臭いがする、モクタールの色(茶色)が衣服や布団につくと洗濯しても落ちない、というデメリットがあります。モクタールを塗った上に包帯などを巻けば、色がつくのをある程度ふせぐことができます。

モクタールを使用したお子さんの経過です。ご家族の了承を得て、写真を載せています。

生後4か月

両方の頬を中心に湿疹がみられます。保湿剤だけ塗っています。

生後6か月

湿疹の悪化がみられます。

生後8か月

かゆみが強いため、自分で顔を強くかきむしります。(細菌感染が合併しています。)

生後11か月

いわゆる乳児湿疹は、1歳を過ぎると自然によくなると言われていますが、まだ治る気配がありません。

生後11か月

お父さんが、ステロイドは絶対に使いたくないという考えでした。

ご家族が、ステロイド以外で何か他にいい治療がないか探していたところ、モクタールの存在を知りました。

湿疹があるところにモクタールを塗って、その上から包帯(チュビファースト)を巻きました。

1歳0か月

湿疹がよくなってきました。見た目に湿疹がなくても、かゆみは少し残るため、モクタールはもう少し続けました。

 

 

 

1歳6か月

モクタールを中止しましたが、湿疹の再発はありません。

 

 

 

注意:このお子さんはモクタールでよくなりましたが、ひとによってはモクタールが効かないこともありますので、ご了承ください。

診察時間

診療日

 

 

午前

午後

午前 9:00~12:00
午後 4:00~7:00


子どもの予防接種:
基本的に月曜、水曜、金曜の午後3~4時におこなっています。
注)予約制です

休診日

木曜・土曜午後・日曜・祝日

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052-822-0026